「成功したサイコパス」の解剖学

「成功したサイコパス」 随分と俗っぽい呼び名だが、本来は「過去に犯罪経験のあるものの、逮捕歴のないサイコパス」を指す言葉だ。 逮捕されてしまった「成功していないサイコパス」との違いは何か、その興味がこの名前を生んだ。 ところが、僕らが一般的に…

手っ取り早く市販薬でサイコパスになる方法

全然、怪しい話ではないです。 我ながら馬鹿馬鹿しいタイトルだなぁ、とは思うのですが 。 まあ始めましょう。 サイコパスになると言っても人を殺すワケではなく 科学のチカラを使って「高機能サイコパスになろう」ってコーナーです。 で「高機能サイコパス…

サイコパスに良く支配される方法

ニッコロ・マキャヴェッリは、読書を通して諸国の栄枯盛衰を知り、それから導き出される支配者の実践的知識として「君主論」を書いた。 これから僕は、「君主論」を通してサイコパスのマキャベリズムを語り、サイコパスに支配される方法を語ろうと思う。 「…

サイコパスの扱い方

前回は、サイコパスが対人操作で用いる手法について説明した。 今回はそれを踏まえて、彼がサイコパスだと判明した後の関わり方について解説する。 犠牲者になるのを避ける方法 人間の本性や行動に関して、危険な誤解をしないこと 相手の性格を正しく評価で…

人を操り支配する戦略と手法

人は誰しも、サイコパス的な特徴を示すことがある。 それは攻撃的かつ操作的なので、無意識に行わないよう注意を払うべきだ。 特に、自分は正しいとか良心的だと思っている人の操作はタチが悪い。 本当に良心的でありたいのであれば、この点にも気を配ろうと…

サイコパスとADHD

サイコパスとADHDは高率に合併する。 これまでに何度か紹介したジェームズ・ブレア 著「サイコパス -冷淡な脳-」によると、著者らが行った研究により、サイコパス傾向をもつ子供の75%がADHDを満たすことが分かっている。 そこで今回は、ADHDとサイコパスの関…

サイコパスの倫理

M.E.トーマス 著「ソシオパスの告白」は、ソシオパスの著者が書いた自伝だ。彼女は他者との違いをソシオパスという概念で説明がつくことに気が付き、ブログなどを通してソシオパスについて理解を深めている。この本から、彼らと一般的な人の考え方が大きく異…

サイコパスの二面性

サイコパスという言葉を聞いて、それを一面的な意味に捉える人は多い。 しかし、サイコパスには「第一因子・第二因子」と呼ばれる要素が存在する。 2018年5月、マイケル・ケーニッヒスらによる、犯罪者を対象としたサイコパスに関する研究が発表された。 成…

サイコパスと発達障害者

人間は、感情的な結びつきから社会を作り上げてきた。 「道徳的社会化」とは、罰学習による良心の形成過程だ。 ベルの音と同時に電気ショックが与えられたマウスはベルの音を恐れるようになる。これを「恐怖条件づけ」と呼ぶのだが、人間に見られる「怒られ…

サイコパスと人格障害

今回は、「サイコパスと人格障害の共通点・相違点」について説明する。 さらに「身近に潜むサイコパスの本質は何か」という考えも紹介する。 精神医学の世界にはDSMと呼ばれる、精神疾患に関する統計やマニュアルを記載した本が存在する。多くの精神科医がこ…

結局、サイコパスは「〇〇〇が欠如した人間」である。

「サイコパスって何?」と言われてもピンと来ない人は多いかもしれない。 これまでサイコパスについて語ってきたが、ここで一度考えをまとめてみよう。 解説の難易度は徐々に上がるので、適当なところで読むのを辞めてもらって構わない。 結論:サイコパスと…

サイコパス的リーダーは時代遅れ?

サイコパスにはリーダーの素質があると言われている。 サイコパスが多い職業ランキングでは、「CEO」が堂々の一位だ。 書店でも「感情的にならない」「いい人をやめる」といったサイコパス的な側面を推奨するビジネス書・自己啓発書が見られる時期があった。…

一般人に「サイコパスだ...」と思わせる方法

以前お話しした 手っ取り早く、一般人を操作する方法を説明してみる - サイコパスを操作する方法 に引き続き、ネタ枠の第二回目です。 例のごとく、身も蓋もないお話をします。 近年、「サイコパス」というワードが頻繁に見られます。 たとえば、中野信子 著…

ド三流サイコパスの説得心理学

「薄っぺらな心理学書」にはウンザリだ。 見ている方が恥ずかしくなるタイトルと煽り文句。 中には「これが心理学なのか・・・」と勘違いする人もいる。 今回は、そうした人達に向けた内容になっている。 サイコパスの多い職業ランキングの4位は「営業マン」…

「サイコパス・インサイド」 要約

今回は、ジェームス・ファロン 著「サイコパス・インサイド」を解説する。 彼は著名な神経科学者だ。家族の脳画像診断をしていた時、彼自身がサイコパスの脳をもっていることが判明した。しかし、彼に逮捕歴などはなく、社会に適応的な形でサイコパシーを発…

サイコパスの能力とマンドフルネスの関係

あなたは目を覚ました。 どういう訳か身体は縛り付けられ、仰向けだ。 クレーンで吊るされたコンクリートが目の前にある。今にも落ちそうだ。 ・・・何が起きているんだ? ある男が近づいて来る。 彼は、あなただけが知っている機密情報を求めている。 「今…

サイコパスと自己愛

サイコパスにはナルシストが多く、「自己愛性人格障害」と混同する人がいる。 今回は 岡野憲一郎 著「自己愛的な人たち」を参考に、両者の違いを「自己愛」から見ていこう 健全な自己愛 僕らは必ず格差社会のどこかに位置する。 部活動でも「下級生」や「上…

サイコパスの対人関係

Leary(1957)の「対人関係理論」を発展させてBlackburn(1998)が提唱した「認知・対人関係モデル」では、サイコパシーの中心をなすのは他者との関係における「矯正」あるいは「修正」的な対人様式であり、「敵意の予期」が関与しているとする。この「対人関係…

自称サイコパスを見抜き操作する。

今回は、「自分(または誰か)は、~だからサイコパスだ」と考えたとき、それは科学的に妥当なのか検討できるようになるネタを紹介しよう。 まず復習すると、サイコパスの直接的原因として考えられるのは遺伝的要因だった。 (約3500組の双生児を対象に調査…

科学的にサイコパスはどう見えるのか。

今回は、ジェームス・ブレア著「サイコパス -冷淡な脳-」を参考にして、あくまでも科学的に、サイコパスについて学んでみよう。 少し難解かもしれないが、サイコパスについて詳しく知りたい人には最適の本だ。 ここで扱うのは彼らの攻撃性とその背景、サイコ…

サイコパスは倫理を学べるか。

世界には「モラル」や「常識」といった曖昧な意識が存在する。 これらを”規範”としたものが「倫理」および「法」だ。 「自制心」を備えたサイコパスは「法」を守ることがある。法を守った方が得だからだ。 では、「倫理」を守ることはできるだろうか? 倫理…

人生における問題をサイコパス的に解いてみる

人は生きる上でかならず不幸な状況に遭遇する。 サイコパスはこのような問題を解決するのがとても得意だ。 彼らは後悔することがない。そして常に自分の利益を最優先し、罪悪感も責任感も感じることなく目的を達成する。相手に罪悪感や恥の意識を植え付け、…

本当にあったサイコパスの話。

サイコパスは地位や権力に固執する。 対人操作は水面下で行われるので、誰も気が付かない。 その手口は実に巧妙で、良心など微塵も感じさせないものだ。 今回は ジョージ・サイモン著「他人を支配したがる人たち」から、実際に対人操作がどのように行われた…

手っ取り早く、一般人を操作する方法を説明してみる

今回はサイコパスを操作しません。 どうやってサイコパスが人を操作しているのか説明します。 とても身も蓋もないはなしです。 ①魅力を高める 魅力といってもいろいろあります。 外見的な魅力は、基本的に爽やかさと考えて良いです。 清潔感のある服装、綺麗…

信頼はなぜ裏切られるのか。 ~信頼できない人を利用する方法~

今回は信頼がなぜ裏切られるかを説明し、サイコパスとの信頼関係について考察する。まずは「信頼」という言葉について詳しく見ていこう。 「信頼はなぜ裏切られるのか」の著者デイヴィット・デステノは、信頼を構成する要素には「誠実さ」と「能力」の2つが…

YoutuberヒカルのVALU騒動 正直者は馬鹿を見る?

「正直者は馬鹿を見る。」 世の中には他人を騙して利益を得ようとする人間が一定数いるので、この言葉は慣用句になるほど浸透している。しかしこの言葉は「馬鹿になりたくなければ、正直者にはなるな」という意味ではないはずだ。 最近「ヒカル」と「VALU」…

感情のない?サイコパスの弱点 「傲慢・権威・孤独」

人は弱みを握ることで支配できる。 サイコパスに勝つ方法はそれだけだ。 サイコパスは相手が感情的になる事柄に弱みを見出し、それを利用し操作する。 コンプレックスとは、その人の感情と複雑に結びついた事象のことだ。たとえば「容姿コンプレックス」の人…

サイコパスの自制心を揺さぶると・・・

サイコパスは「自制心」のスコアが高いほど「勝ち組のサイコパス」になりやすい。 彼らの自制心を揺さぶり、「負け組のサイコパス」へ格下げする方法を説明しよう。 「自制心」とは ・自分の意思決定をコントロールする能力。 ・筋肉のように消耗するが、鍛…

サイコパスの心理学 感情では動かない?

サイコパスの感情に訴えても無駄だ。サイコパスにとって有益な要求でなければならない。ドラマ「半沢直樹」で大和田常務が「”土下座”なんて感情に訴えるだけのくだらないパフォーマンスだ」と言っていたが、まさにその通りだ。 ところで、「最後通牒ゲーム」…

サイコパスは何を考えているのか サイコパスを見抜く

友人Mはサイコパスだ。 昔からMは会話の中心になることが多い。他人の好意や感情が自分に向くことを楽しむ。一方で、恋人とは完全に主従関係が成り立っている。浮気を彼女に認めさせ、アメとムチで奴隷化している。彼曰く、それが「最も合理的な恋愛」である…