一般人に「サイコパスだ...」と思わせる方法

以前お話しした

手っ取り早く、一般人を操作する方法を説明してみる - サイコパスを操作する方法

に引き続き、ネタ枠の第二回目です。

例のごとく、身も蓋もないお話をします。

 

 

近年、「サイコパス」というワードが頻繁に見られます。

たとえば、中野信子 著「サイコパス」がベストセラー。Twitterでナオトインティライミサイコパスコラージュが流行。動画サイトで「バーチャルYoutuber電脳少女シロ」がサイコパスシロイルカとして親しまれるなど、ネットでは「メンヘラ」に引き続く流行です。

 

このような状況で、サイコパスを演出する方法が気になる人もいるでしょう。

いないか。

 

ところで、一般人の使う「サイコパス」は「ヤバい奴」とほぼ同義です。

イメージとしては「笑顔で人を殺しそう」「感情がなさそう」みたいな。

こうしたイメージは完全に正しいとは言えません。

しかし、サイコパスの本質は彼らでも感じられるようです。

 

たとえば次のツイートを見て欲しいのですが、

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これをサイコパスと思いますか?

思わないですね。

 

たしかに彼は「ヤバい奴」ですが、どちらかというと「イキリオタク」です。

このように、一般人でも無意識にその程度の分別はできます。

ただ、その違いを言語化するのが少し難しい。

 

そこで。

普通の人に「理解」はできないが「感じる」ことはできる”ヤバさ”

を理解し演出する必要があります。

 

 

①カリスマ性

端的に言えば「堂々とリラックスした態度で雄弁に語る」能力です。一般にサイコパスはプレゼンが上手い。彼らは大衆の前でも緊張せず、感動的なスピーチをします。冷静に考えてヤバいでしょ。

 

あなたは初対面の相手に話しかけるとき、自分のふるまいを観察しますか。

緊張すると心拍数は上がり、手汗をかき、声のトーンは少し上がります。先輩や上司と話すとき、接客や営業の場面でも同じです。ペコペコした態度でぎこちなく、怖気づいた雰囲気が出ています。

 

「コミュ力がある」と豪語する人でも、よく観察すれば偽物だと分かります。

一方的な話し方で、最初から最後まで早口。意味の分からない所で「なるほどね」と相槌を打ち、常に不気味な笑顔。「よろしくお願いしゃす!」「いらっしゃっせー!」と、耳障りな抑揚を付けます。 こういう人いるよね。

 こういう人はカリスマ性というより、「パリピ」「ウザい死ね」という印象をもたれます。

 

まずは普段のコミュニケーションで自分の緊張を自覚し、クセを修正しましょう。「あ、今自分は緊張しているな。」と冷静に受け流す練習をすると、リラックスして話せます

 

堂々とした態度は胸を張ることで演出できます。

パワーポーズという、自分の体を大きく広げるような姿勢をとるだけで自信がつくという心理学の研究があります。実際に聴衆の印象もよくなるらしく、話している間に自信が湧いてきます。ただし、TEDみたいにジェスチャーを入れすぎると「意識高い系(笑)」って思われます。意味のない動きはやめましょう。

 

最後に「雄弁な話し方」。

普通の人は、往々に「トーン」「抑揚」「スピード」の調節がヘタクソです。そもそも考えたことが無さそう。

 

まず「トーン」ですが、身の回りに「いつも声が裏返っている人」はいませんか? アレは論外で、馬鹿っぽい印象をもたれてしまい、異性ウケも最悪です。

 

元気いっぱいの店員も、カラスみたいに「いらっしゃいませ~!どうぞご覧くださいませ~!」と連呼します。僕はウザいと感じます。それは、僕のトーンに合っていないからです。

 

相手の声のトーンに合わせて話し始めましょう。

そこから徐々にトーンを上げれば相手の気分も上がります。

 

気分が沈んでいる時には、バラエティ番組より切ない映画を観たくなるものです。

「始まり」は少し暗いトーンでも、「ラスト」がハッピーエンドなら視聴後の気分は少し明るくなりますよね。

あなたのトークもこうあるべきです。

 

サイコパスは、彼氏に振られた女の子にバーで優しく「やあ、元気が無さそうだね。隣いいかな?君は寂しそうな雰囲気が似合うね。」なんて話しかけて、盛り上がったところで最後にはやることやってるんです。知らんけど。

 

次に「抑揚」です。

抑揚のない喋り方は退屈です。

てきとーに授業をする先生はずっと同じ話し方ですよねー。

じゃあ今日の授業はおわりまーす。みたいな。

 

逆に~!空元気で授業をする先生は語尾に抑揚をつけます! どっちも聞く気が失せま~す!

 

抑揚を付けるのは「感情を込めるとき」「重要なポイント」

言われてみれば当たり前ですが、できない人が多いです。

 

最後に「スピード」です。

やはり遅いと退屈で、早いと理解できません。

 

スピードを遅くするのは

「内容を理解して欲しいとき」

です。

 

ゆっくりだと分かりやすいもんね~。

 

逆にスピードを上げるのは「説得力をもたせたいとき」であり、早く話すことで相手の批判的な思考を妨害することができるため、話を聞いた後に「よく分からないけど何となく分かった!」といった印象を持たせるので、詳しい内容は頭に入ってこない代わりに納得感だけを与えるといった印象操作ができ、したがってこのような話し方は胡散臭いビジネスマンや政治家、論破した感を出したいだけの中高生が多用する傾向にある。ちなみに「ため」「ので」「したがって」などの接続詞を連発することで説得力をさらに高めることができるのだ。

 

以上です。

 

 

アスペルガー的知性と合理性

アスペルガー症候群というものがあります。

誤解を恐れずに言えば、「空気の読めない人」です。

詳しくは自分で調べてください。

 

一見「空気が読めない」のはマイナスにはたらきそうですね。

しかし、場合によっては同調圧力に屈しない」と解釈できます。

 

小学一年生の授業風景を想像してください。

先生が「はい!じゃあみなさん、いちたすいちは~?」というと、自分以外の全員が「に~!」と答えますが、アスペのあなたは「せんせー!どうして1+1₌2なんですか?」と質問してしまいます。

 

これを社会に置き換えるとこうなります。

あなた以外の国民全員が「人を殺してはいけませ~ん!」という中で、あなただけがこう言います。 「え?なんで人を殺したらダメなんですか?」

 

こういう人は、周りから「ヤベェ、アイツぶっ飛んでるわ...」と思われます。これは極端な例ですが、重要なのは自明性の喪失という特徴です。

 

常識的に考えて1+1₌2なのは当たり前ですが、「常識?知らんがな。なんで2になるかの説明になってへんやんけ!」と疑問を持ち(自明性の喪失)、質問という行動に移せる(空気が読めない)点が特徴的です。そういうタイプのアスペルガーが後の天才になるというのはよくある話です。エジソンもその一人。

 

そして同調圧力や常識に囚われない態度はカリスマ性、ひいてはサイコパシーにも繋がります。ただし、それは合理的な選択でなければなりません

空気の読めない馬鹿だと思われたら負けなんです。

 

ふたたび授業にたとえれば、先生の質問に対して真っ先に手を挙げて正解を答えるといいでしょう。全員が「間違ってたらどうしよう・・・」と悩んでいるときに、スパッと答えられる人はカッコいいですよね。

単に空気の読めないヤツではなく、周りから一目置かれる形でこの能力を発揮すると完璧です。

 

ただし、そこでドヤ顔をすると「ただの目立ちたがり屋」になれます(笑)

キョトンとした顔で「この問題くらいお前らも分かってたでしょ?さっさと答えないと授業進まないじゃん。」みたいに、「いや、確かにそうだけどさ...」と畏れられるような振る舞いが最高にサイコ。” ついうっかり出ちゃったヤバい発言 ”を演出しましょう。

 

いわゆる「サバサバ系女子」は、こうした発言を好みます。

「また彼氏が浮気してたんだよね~!もう最悪~!」という女の子に対して、「じゃあ別れればいいじゃん。」というタイプです。女子トークは基本的に共感が重要なので、少し浮いてしまうかもしれません。まあ本人は気にしないでしょうが。

 

ちなみに、アスペルガー的知性と合理性をもつ人は革命家の素質もあります。

企業は大きくなるにつれて保守的になりがちですが、このタイプの経営者はリスキーな選択でさえ、何千人がリストラされようが正しいと思えばすぐ実行します。そう、ジョブズならね。

 

まとめると、

「正しいと思ったらすぐ実行する。」

「常識や周りの目は気にしない。」

「俺ルールで生きている。」

 

こういった知性  "と” カリスマ性を持つ人はサイコパスっぽいです。

残念ながら多くのアスペルガーにカリスマ性はありません。

 

普段は堂々とリラックスした態度で雄弁に語り、ここぞという場面で的確な発言を当然のようにカマす。このただ者ではない”ヤバさ”こそ、一般ウケの良いサイコパスを演出する方法ではないでしょうか。

 

参考

 

あなたは、なぜ、つながれないのか: ラポールと身体知

あなたは、なぜ、つながれないのか: ラポールと身体知

 

  

明日も、アスペルガーで生きていく。

明日も、アスペルガーで生きていく。